公開日2025年3月4日

赤ちゃんの頭の形、いつから相談するべき?市森先生が語るヘルメット治療

北千里こどもの森クリニック
市森 裕章先生
「北千里こどもの森クリニック」は吹田市では初となる“小児歯科と小児科があるクリニック”として、医科と歯科の連携のモデルを率先して作っています。医療設備にもこだわり、子どもへの負担が少ない最新の検査機器を導入するなど、万全の体制で地域の患者を迎えています。今回は理事長の市森先生に、クリニックの特徴や思い、ヘルメット治療について詳しくお話を伺いました。

先生のこれまでのご経歴について、大学時代からお伺いできますか?

2002年に三重大学を卒業し、その後、大阪で研修医として勤務しました。また、大阪大学医学部附属病院での勤務を経て、2014年に市森クリニック、2023年には北千里こどもの森クリニックを開院しました。地域医療に早く参画したいという思いが大学卒業前からあり、それが現在の活動につながっています。

先生が医師を目指されたきっかけを教えていただけますか?

高校時代、同級生の中に医学部を目指す人が多い環境だったため、「それなら自分も挑戦してみようかな」と初めは軽い気持ちで考えたのがきっかけでした。周囲に医学部志望者が多かった影響は大きかったと思います。

小児科医を目指した理由について教えてください。

当時、多くの人が医学部を目指していましたが、全員が入学できるわけではありませんでした。自分が医学部に進学できたことで、入学を望んで叶わなかった友人たちの思いを汲み取りたいと考えました。当時、特に小児科が人手不足だと聞き、地域医療への貢献を考えて小児科を選択しました。また、学生時代の病院実習で多くの病院を訪れる中で、小児科医療の重要性を感じました。

先生が目指すクリニック像について教えてください。

市森クリニックを開業して以来、地域の皆様と関わる中で「子どもをトータルで診られる医療を提供したい」という思いが強くなりました。そのため、今回設立したクリニックでは、小児科内科診療だけでなく、小児科医の手がなかなか届きづらい領域である小児歯科にも対応できる体制を整えています。この構想は以前から考えていたことであり、その思いが実を結びこの北千里こどもの森クリニックができました。

クリニックでこだわりのある場所や特徴はありますか?

北千里こどもの森クリニック 内観

特に待合スペースにこだわっています。落ち着いてゆっくり過ごせるカフェのような空間にしたいと思い、患者さんが壁側を向いて座れるようにカウンター席を設けています。お子さんを病院に連れてくるのは大変だと思いますので、診察や検査を頑張れたり、また来てもいいと思えるように、待合ではプラレールを走らせ、診察終了後にはご褒美がもらえるような工夫をしています。また、色々な診断ができるよう、感染症の迅速検査やアレルギー検査に用いる機器などの診断機器は豊富に取りそろえるようにしています。

診察時に心がけていらっしゃることは何ですか?

子供にとって病院は来たくて来ている場所ではないので、滞在時間をなるべく必要最小限にできるよう心がけています。限られた時間の中で患者さんに対して色んな選択肢を提示したり、お話をしたりする時間を取れるようにしています。

頭の形の治療を始めようと思ったきっかけは?

乳児健診を行う中で、頭の形についての相談をされることがあったのがきっかけです。治療方法があるのであれば導入したいと思い始めました。

頭の治療を始めての感想をお聞かせいただけますか?

そうですね、やはり2〜3ヶ月ほどで頭の形が非常にきれいになる様子を見て、とても嬉しく感じました。特に、最初の状態から大きく改善する過程を目の当たりにすると、私自身も感動しますし、保護者の方々にもご満足いただけることが多いと実感しています。

効果や患者さんの満足度についてはいかがでしょうか?

現在使用しているヘルメットは3Ⅾプリンターによるオーダーメイドかつ日本製で、コストが抑えられています。当院の治療では装着から2〜3か月で大きな効果が見られるケースが多いです。地域の子育てを支えたいという思いから、経済面でも親御さんの負担をできるだけ軽減できるよう努めています。また、皮膚トラブルがほとんど見られないとのお声をいただくことが多く、安心してご利用いただけております。

親御さんからの反響はありますか?

ヘルメットのデザインに関して「かわいい」と評価してくださる方が多いです。親御さんからは、選べるデザインが魅力的で、装着期間が楽しい思い出になったという声もいただいております。中には、治療終了時に「寂しい」と感じられる保護者の方もいらっしゃいました。医療機器として機能性を重視する一方で、デザイン性にもこだわることで、長期間の装着が必要な場合でも親御さんやお子様が楽しめる要素を取り入れていることも、治療の満足度を高める一因となっているのではないかと思います。

頭の形についてご相談に来られた方の初診の流れを教えてください。

初診ではまず患者さまのお話を伺い、診察を行います。その後に撮影をし、結果のご説明は翌日以降に行います。まだヘルメットを装着する段階ではないと判断される場合は、次回の適切なタイミングをご案内し、再度撮影や診察を進めています。

予約方法について教えてください。

当クリニックでは完全予約制を採用しています。予約は主にウェブまたは電話で承っております。電話でのご予約が最も多いですが、クリニック全体が完全予約制となっているため、ウェブでの予約もスムーズに行えます。

受診するタイミングはいつ頃が良いですか?

首が座り始める生後3か月頃が目安です。ただし、気になる場合は早めにご相談いただいて問題ありません。早期の受診によって適切な検査や診断を行い、今後の方針についてしっかりご説明させていただきます。

頭の形の治療について特に伝えたいことはありますか?

頭の形の治療は、必ずしも全ての方に必要なわけではありません。ただ、選択肢としてご提供することで、親御さんのストレスや不安を軽減できると考えています。「少し気になる」「一度相談してみたい」という場合でも、気軽にご相談いただければと思います。

読者の方へのメッセージをお願いします。

私たち医療法人路傍の森では、地域の子育てを全力でサポートすることを使命としています。そのために小児科診療に加えて、小児歯科や病児保育室も併設し、2025年1月からは産後ケアもスタートする予定です。子育てに関して困ったことや悩んでいることがあれば、どんな小さなことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。ご夫婦だけで悩まず、地域や専門機関の力を借りることで、ストレスを減らしながら子育てを楽しんでいただけると嬉しいです。子育てに関して困った時には、安心して利用できる場所でありたいと考えています。ぜひ、ご活用ください。

ヘルメット治療について

治療の流れ

まず患者さまのお話を伺い、診察を行います。 その後に撮影をし、結果のご説明は翌日以降に行います。

費用

38.5万円(税込)

診察日時

月~土曜日 午前・午後 (火・土曜日の午後除く) ※平日午後は比較的ゆっくりお時間が取れます。

予約

Webもしくは電話でご予約をお願いいたします。

相談窓口

06-6155-4188

アクセス

電車・バスでお越しの方: 【電車でお越しの方】 阪急電鉄千里線 北千里駅から徒歩15分 【バスでお越しの方】 阪急バス 藤白台5丁目から徒歩1分

お車でお越しの方: 駐車場あり

公開日2025年3月4日

赤ちゃんの頭の形、いつから相談するべき?市森先生が語るヘルメット治療

北千里こどもの森クリニック
市森 裕章先生
「北千里こどもの森クリニック」は吹田市では初となる“小児歯科と小児科があるクリニック”として、医科と歯科の連携のモデルを率先して作っています。医療設備にもこだわり、子どもへの負担が少ない最新の検査機器を導入するなど、万全の体制で地域の患者を迎えています。今回は理事長の市森先生に、クリニックの特徴や思い、ヘルメット治療について詳しくお話を伺いました。

先生のこれまでのご経歴について、大学時代からお伺いできますか?

2002年に三重大学を卒業し、その後、大阪で研修医として勤務しました。また、大阪大学医学部附属病院での勤務を経て、2014年に市森クリニック、2023年には北千里こどもの森クリニックを開院しました。地域医療に早く参画したいという思いが大学卒業前からあり、それが現在の活動につながっています。

先生が医師を目指されたきっかけを教えていただけますか?

高校時代、同級生の中に医学部を目指す人が多い環境だったため、「それなら自分も挑戦してみようかな」と初めは軽い気持ちで考えたのがきっかけでした。周囲に医学部志望者が多かった影響は大きかったと思います。

小児科医を目指した理由について教えてください。

当時、多くの人が医学部を目指していましたが、全員が入学できるわけではありませんでした。自分が医学部に進学できたことで、入学を望んで叶わなかった友人たちの思いを汲み取りたいと考えました。当時、特に小児科が人手不足だと聞き、地域医療への貢献を考えて小児科を選択しました。また、学生時代の病院実習で多くの病院を訪れる中で、小児科医療の重要性を感じました。

先生が目指すクリニック像について教えてください。

市森クリニックを開業して以来、地域の皆様と関わる中で「子どもをトータルで診られる医療を提供したい」という思いが強くなりました。そのため、今回設立したクリニックでは、小児科内科診療だけでなく、小児科医の手がなかなか届きづらい領域である小児歯科にも対応できる体制を整えています。この構想は以前から考えていたことであり、その思いが実を結びこの北千里こどもの森クリニックができました。

クリニックでこだわりのある場所や特徴はありますか?

北千里こどもの森クリニック 内観

特に待合スペースにこだわっています。落ち着いてゆっくり過ごせるカフェのような空間にしたいと思い、患者さんが壁側を向いて座れるようにカウンター席を設けています。お子さんを病院に連れてくるのは大変だと思いますので、診察や検査を頑張れたり、また来てもいいと思えるように、待合ではプラレールを走らせ、診察終了後にはご褒美がもらえるような工夫をしています。また、色々な診断ができるよう、感染症の迅速検査やアレルギー検査に用いる機器などの診断機器は豊富に取りそろえるようにしています。

診察時に心がけていらっしゃることは何ですか?

子供にとって病院は来たくて来ている場所ではないので、滞在時間をなるべく必要最小限にできるよう心がけています。限られた時間の中で患者さんに対して色んな選択肢を提示したり、お話をしたりする時間を取れるようにしています。

頭の形の治療を始めようと思ったきっかけは?

乳児健診を行う中で、頭の形についての相談をされることがあったのがきっかけです。治療方法があるのであれば導入したいと思い始めました。

頭の治療を始めての感想をお聞かせいただけますか?

そうですね、やはり2〜3ヶ月ほどで頭の形が非常にきれいになる様子を見て、とても嬉しく感じました。特に、最初の状態から大きく改善する過程を目の当たりにすると、私自身も感動しますし、保護者の方々にもご満足いただけることが多いと実感しています。

効果や患者さんの満足度についてはいかがでしょうか?

現在使用しているヘルメットは3Ⅾプリンターによるオーダーメイドかつ日本製で、コストが抑えられています。当院の治療では装着から2〜3か月で大きな効果が見られるケースが多いです。地域の子育てを支えたいという思いから、経済面でも親御さんの負担をできるだけ軽減できるよう努めています。また、皮膚トラブルがほとんど見られないとのお声をいただくことが多く、安心してご利用いただけております。

親御さんからの反響はありますか?

ヘルメットのデザインに関して「かわいい」と評価してくださる方が多いです。親御さんからは、選べるデザインが魅力的で、装着期間が楽しい思い出になったという声もいただいております。中には、治療終了時に「寂しい」と感じられる保護者の方もいらっしゃいました。医療機器として機能性を重視する一方で、デザイン性にもこだわることで、長期間の装着が必要な場合でも親御さんやお子様が楽しめる要素を取り入れていることも、治療の満足度を高める一因となっているのではないかと思います。

頭の形についてご相談に来られた方の初診の流れを教えてください。

初診ではまず患者さまのお話を伺い、診察を行います。その後に撮影をし、結果のご説明は翌日以降に行います。まだヘルメットを装着する段階ではないと判断される場合は、次回の適切なタイミングをご案内し、再度撮影や診察を進めています。

予約方法について教えてください。

当クリニックでは完全予約制を採用しています。予約は主にウェブまたは電話で承っております。電話でのご予約が最も多いですが、クリニック全体が完全予約制となっているため、ウェブでの予約もスムーズに行えます。

受診するタイミングはいつ頃が良いですか?

首が座り始める生後3か月頃が目安です。ただし、気になる場合は早めにご相談いただいて問題ありません。早期の受診によって適切な検査や診断を行い、今後の方針についてしっかりご説明させていただきます。

頭の形の治療について特に伝えたいことはありますか?

頭の形の治療は、必ずしも全ての方に必要なわけではありません。ただ、選択肢としてご提供することで、親御さんのストレスや不安を軽減できると考えています。「少し気になる」「一度相談してみたい」という場合でも、気軽にご相談いただければと思います。

読者の方へのメッセージをお願いします。

私たち医療法人路傍の森では、地域の子育てを全力でサポートすることを使命としています。そのために小児科診療に加えて、小児歯科や病児保育室も併設し、2025年1月からは産後ケアもスタートする予定です。子育てに関して困ったことや悩んでいることがあれば、どんな小さなことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。ご夫婦だけで悩まず、地域や専門機関の力を借りることで、ストレスを減らしながら子育てを楽しんでいただけると嬉しいです。子育てに関して困った時には、安心して利用できる場所でありたいと考えています。ぜひ、ご活用ください。

ヘルメット治療について

治療の流れ

まず患者さまのお話を伺い、診察を行います。 その後に撮影をし、結果のご説明は翌日以降に行います。

費用

38.5万円(税込)

診察日時

月~土曜日 午前・午後 (火・土曜日の午後除く) ※平日午後は比較的ゆっくりお時間が取れます。

予約

Webもしくは電話でご予約をお願いいたします。

相談窓口

06-6155-4188

アクセス

電車・バスでお越しの方: 【電車でお越しの方】 阪急電鉄千里線 北千里駅から徒歩15分 【バスでお越しの方】 阪急バス 藤白台5丁目から徒歩1分

お車でお越しの方: 駐車場あり