公開日2024年8月29日

中国四国でもヘルメット治療を。友田先生が語る赤ちゃんの頭の形外来の診察内容

友田ファミリークリニック
友田 真司先生
「友田ファミリークリニック」は親子三代に渡って地域の人々の健康を支えてきた。友田真司先生は、この地域の家庭医として幅広い年齢層の患者のあらゆる健康上の相談を解決してきた。この地域の方々もヘルメット治療が受けられるようになれば、という思いから頭の形外来を始めた。そんな友田先生にクリニックの様子や頭の形外来についていろいろと教えていただきました。(取材日2024年6月14日)

先生のこれまでのご経歴についてお聞かせいただけますか?

広島で生まれ育ち、医師として地域医療に携わるようになりました。初期研修を大阪の耳原総合病院で修了して、その後は麻酔科や総合診療科で経験を積み、今は家庭医として地域医療に取り組んでいます。

医師を目指したきっかけを教えてください

両親が医師であった影響もあり、自然と医師を目指すようになりました。高校生の頃から特に意識し始めて、受験勉強をするころには医師になる決意を固めていました。祖父の代から三代続けてこの地域で医療を提供してきたことになりますね。

医師として心がけていることはなんですか?

現在、家庭医として地域医療に取り組んでいますが、0歳から96歳まで、幅広い年齢層の患者さんを診療しています。このクリニックは特定の臓器や領域の専門ではないのでいろんな悩みを抱えた患者さんが来ますが、専門分野にとらわれず総合的な視点で診療を行うことが家庭医の役割だと考えています。ここの設備でできる範囲のことは一通り年齢関係なく対応していますね。必要に応じて専門医に紹介するなど、包括的なケアを提供できるようにしています。あとは、家族構成やそれぞれに合った生活スタイルはみんな違うので、治療をこちらから押し付けるのではなく、できるだけその患者さんの負担のない形で一番いい結果が出るように一緒に相談しながら治療方針を決めていくことを心がけています。

どんなクリニックでありたいと考えていますか?

僕が目指すのは、困った時にとりあえず相談できるクリニックですね。もし仮に大きな病院に紹介すべき症状であればそちらにつなぎますので、とりあえず相談できるところとして気軽に訪れていただければと思っています。院内には発熱外来もあり、その他アレルギー検査などの血液検査、骨密度検査、超音波検査や胃カメラなどの検査設備が整っていますので、幅広い診療が可能です。

頭の形の外来を始めようと思ったきっかけは?

中四国ではまだ頭の形外来やヘルメット治療を提供している施設が少なく、関東や関西などの都会では受けられる治療がこの地域ではできないというのはどうなんだろう、と思ったのがきっかけです。この辺りに住む子供たちは治療を受けられる地域に行くだけで親と子供で往復何万円もかかってしまうので、ここでできれば良いなと考えました。近隣の県からも患者さんが来られればと考え、費用もなるべく抑えています。

頭の形の外来の初診の流れを簡単に教えてください

初診は火曜、金曜の14時からにしています。まずは頭の形の3D撮影をして、その後超音波もしくはレントゲンで頭蓋骨の癒合がないか確認します。当日にヘルメットを発注する場合は、その際に料金をいただいて2週間後に装着となります。一旦考えていただく場合にはその日は保健診療になりますね。再診は遠い方もいらっしゃるので、4~6週ぐらいに1回を目安に来てもらい、フォローアップの撮影とトラブルなどあれば相談を受けています。最初のカメラ撮影が10分くらい、問診とエコー、レントゲンで30分くらいなので、トータル約40分、長くても1時間くらいで終わります。

予約の仕方を教えてください

電話での予約とさせていただいています。これまでに遺伝性の疾患などを指摘されている方の場合は頭蓋骨早期癒合症のリスクがあり、専門病院に行っていただく必要があるため、そのヒアリングも兼ねています。せっかく遠方から来ていただいてすぐに専門病院に紹介となると申し訳ないので。再診の予約は、今のところ診療時に次回の予約を入れていただく形で行っています。

どんな場合にヘルメット治療をした方が良いですか?

私からやりませんかと声をかけることは基本ないですが、3D解析の結果、重症の場合は迷わず実施する方が結構いる印象ですね。既にホームページである程度値段などの情報を見て問い合わせていただいているからという理由もあるかもしれません。完全に問題ない方はまだ来ていませんが、その時はやってもあまり変わらないと思うとは言うかもしれませんね。ただ、軽症なのに受診しても良いのかなと悩む必要は全くないです。病院に行ったときになんでこんな軽症で来たの?と怒られたことがあるという話を聞くことがありますが、僕はそういうことは絶対ないです。軽症の方でも全く問題ないですし、ヘルメット治療にはタイムリミットもあるので早めに相談してくださいね。

いつごろ受診するのが良いですか?

早くても3ヶ月頃の首が座ったくらいからですね。3Dの写真撮影するとき、子供用の椅子に座ってもらっているので、座れるぐらいになった3ヵ月頃から7ヶ月頃までが目安ですね。

読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

とりあえず、少しでも悩んだら相談しに来てください。ヘルメット治療は7ヶ月以降だと効果も出にくくなってしまいますし、やるかやらないかは撮影したデータを見てからで大丈夫なので、首が座ってからにはなりますが、お早めにどうぞお気軽に来てください。また、山口県の人限定にはなってしまいますが予防接種や乳児検診も対応できますので、ご相談ください。

ヘルメット治療について

治療の流れ

初診では、頭のかたちの評価・病的な頭蓋変形のチェックを行います。病的な頭蓋変形がなく、ヘルメット治療の実施を希望される場合はヘルメットの注文を行います。

費用

33万円(税込)

診察日時

火曜日・金曜日の14時~15時

予約

完全予約制・電話でのご予約をお願いします

相談窓口

0827-21-0913

アクセス

電車・バスでお越しの方:JR岩国駅徒歩9分

お車でお越しの方:※駐車場5台完備

公開日2024年8月29日

中国四国でもヘルメット治療を。友田先生が語る赤ちゃんの頭の形外来の診察内容

友田ファミリークリニック
友田 真司先生
「友田ファミリークリニック」は親子三代に渡って地域の人々の健康を支えてきた。友田真司先生は、この地域の家庭医として幅広い年齢層の患者のあらゆる健康上の相談を解決してきた。この地域の方々もヘルメット治療が受けられるようになれば、という思いから頭の形外来を始めた。そんな友田先生にクリニックの様子や頭の形外来についていろいろと教えていただきました。(取材日2024年6月14日)

先生のこれまでのご経歴についてお聞かせいただけますか?

広島で生まれ育ち、医師として地域医療に携わるようになりました。初期研修を大阪の耳原総合病院で修了して、その後は麻酔科や総合診療科で経験を積み、今は家庭医として地域医療に取り組んでいます。

医師を目指したきっかけを教えてください

両親が医師であった影響もあり、自然と医師を目指すようになりました。高校生の頃から特に意識し始めて、受験勉強をするころには医師になる決意を固めていました。祖父の代から三代続けてこの地域で医療を提供してきたことになりますね。

医師として心がけていることはなんですか?

現在、家庭医として地域医療に取り組んでいますが、0歳から96歳まで、幅広い年齢層の患者さんを診療しています。このクリニックは特定の臓器や領域の専門ではないのでいろんな悩みを抱えた患者さんが来ますが、専門分野にとらわれず総合的な視点で診療を行うことが家庭医の役割だと考えています。ここの設備でできる範囲のことは一通り年齢関係なく対応していますね。必要に応じて専門医に紹介するなど、包括的なケアを提供できるようにしています。あとは、家族構成やそれぞれに合った生活スタイルはみんな違うので、治療をこちらから押し付けるのではなく、できるだけその患者さんの負担のない形で一番いい結果が出るように一緒に相談しながら治療方針を決めていくことを心がけています。

どんなクリニックでありたいと考えていますか?

僕が目指すのは、困った時にとりあえず相談できるクリニックですね。もし仮に大きな病院に紹介すべき症状であればそちらにつなぎますので、とりあえず相談できるところとして気軽に訪れていただければと思っています。院内には発熱外来もあり、その他アレルギー検査などの血液検査、骨密度検査、超音波検査や胃カメラなどの検査設備が整っていますので、幅広い診療が可能です。

頭の形の外来を始めようと思ったきっかけは?

中四国ではまだ頭の形外来やヘルメット治療を提供している施設が少なく、関東や関西などの都会では受けられる治療がこの地域ではできないというのはどうなんだろう、と思ったのがきっかけです。この辺りに住む子供たちは治療を受けられる地域に行くだけで親と子供で往復何万円もかかってしまうので、ここでできれば良いなと考えました。近隣の県からも患者さんが来られればと考え、費用もなるべく抑えています。

頭の形の外来の初診の流れを簡単に教えてください

初診は火曜、金曜の14時からにしています。まずは頭の形の3D撮影をして、その後超音波もしくはレントゲンで頭蓋骨の癒合がないか確認します。当日にヘルメットを発注する場合は、その際に料金をいただいて2週間後に装着となります。一旦考えていただく場合にはその日は保健診療になりますね。再診は遠い方もいらっしゃるので、4~6週ぐらいに1回を目安に来てもらい、フォローアップの撮影とトラブルなどあれば相談を受けています。最初のカメラ撮影が10分くらい、問診とエコー、レントゲンで30分くらいなので、トータル約40分、長くても1時間くらいで終わります。

予約の仕方を教えてください

電話での予約とさせていただいています。これまでに遺伝性の疾患などを指摘されている方の場合は頭蓋骨早期癒合症のリスクがあり、専門病院に行っていただく必要があるため、そのヒアリングも兼ねています。せっかく遠方から来ていただいてすぐに専門病院に紹介となると申し訳ないので。再診の予約は、今のところ診療時に次回の予約を入れていただく形で行っています。

どんな場合にヘルメット治療をした方が良いですか?

私からやりませんかと声をかけることは基本ないですが、3D解析の結果、重症の場合は迷わず実施する方が結構いる印象ですね。既にホームページである程度値段などの情報を見て問い合わせていただいているからという理由もあるかもしれません。完全に問題ない方はまだ来ていませんが、その時はやってもあまり変わらないと思うとは言うかもしれませんね。ただ、軽症なのに受診しても良いのかなと悩む必要は全くないです。病院に行ったときになんでこんな軽症で来たの?と怒られたことがあるという話を聞くことがありますが、僕はそういうことは絶対ないです。軽症の方でも全く問題ないですし、ヘルメット治療にはタイムリミットもあるので早めに相談してくださいね。

いつごろ受診するのが良いですか?

早くても3ヶ月頃の首が座ったくらいからですね。3Dの写真撮影するとき、子供用の椅子に座ってもらっているので、座れるぐらいになった3ヵ月頃から7ヶ月頃までが目安ですね。

読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

とりあえず、少しでも悩んだら相談しに来てください。ヘルメット治療は7ヶ月以降だと効果も出にくくなってしまいますし、やるかやらないかは撮影したデータを見てからで大丈夫なので、首が座ってからにはなりますが、お早めにどうぞお気軽に来てください。また、山口県の人限定にはなってしまいますが予防接種や乳児検診も対応できますので、ご相談ください。

ヘルメット治療について

治療の流れ

初診では、頭のかたちの評価・病的な頭蓋変形のチェックを行います。病的な頭蓋変形がなく、ヘルメット治療の実施を希望される場合はヘルメットの注文を行います。

費用

33万円(税込)

診察日時

火曜日・金曜日の14時~15時

予約

完全予約制・電話でのご予約をお願いします

相談窓口

0827-21-0913

アクセス

電車・バスでお越しの方: JR岩国駅徒歩9分

お車でお越しの方: ※駐車場5台完備